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2012年に読んだ本BEST5 
さて、この頃「読んだ本まとめ」もやってなかったので、ここで2012年の総まとめを。
去年の暮れからブクログで読書記録を付けてまして、それによると今年読んだ本は12/28現在149冊。内訳は9割5分くらいラノベなわけですが(笑)、その中から勝手にBEST5を選出!
1位:「ココロコネクト」シリーズ(庵田定夏/ファミ通文庫)

ココロコネクト ヒトランダム (ファミ通文庫)
今年読んだ中では文句なしの1位。表紙のイメージに反して結構重め、というか割と鬱展開なところがあるが、慣れるとこれがたまらない(笑)。基本は「ぶつかり合い、悩みつつも進んでいく青春もの」なので、あまり真っ当な青春を送ってこなかった自分には眩しかったり。そういう羨望の念も含めて、このドラマチックさは傑作として大いに推したいところ。萌えという点でもかなりポイント高いかと。稲葉んやべぇ!
eufoniusの主題歌含めアニメ版も良かったのに、例の炎上騒動で後味が非常に悪いのが唯一にして最大の欠点。作品のせいじゃないのに…。みんなでモリモリ読んで作者さんを励まそうず!
2位:「Another」(綾辻行人/角川文庫・角川スニーカー文庫)

Another(上) (角川スニーカー文庫)
作品単体のインパクトでは「ココロコ」に後れを取るものの、コミックス版、アニメ版、実写映画版、とメディアミックス展開全体でみると今年一番ハマった作品。主人公たちの設定年齢と自分が同い年(まさにこの年の中3だった)、という個人的な理由での愛着みたいなものもあるけどね(笑)。
前半のじわじわくる感、中盤からの異様な雰囲気の演出、ラストで明かされるどんでん返しの衝撃度。そしてヒロイン見崎鳴の人形と絡めたミステリアスさよ。ラノベじゃないのに原作の描写だけでも凄く萌えられる!よく似た展開の(むしろ原型?)「緋色の囁き」も読んだが、やはりグイグイと引き込まれるわー。
難点はただ一つ、角川のアニメの売り方。
3位:「ゴールデンタイム」シリーズ(竹宮ゆゆこ/電撃文庫)

ゴールデンタイム〈1〉春にしてブラックアウト (電撃文庫)
竹宮ゆゆこ作品初体験。「ドライ&ポップ」とでも言うべき独特のリズミカルな文体と、比喩のセンスに完全にやられました。思いの外「萌え」色も薄めなので、1巻目での「本文中にイラストページ無し」という暴挙(笑)は正解だったと思う。ついつい大学時代を思い出して、「あ~こういうのあるあるw わかるわ~」ってなっちゃう。そういう意味ではおっさん向け作品かと(笑)。
そして、本編以上にインパクトの大きかった「外伝 二次元くんスペシャル」。三次元への未練もどこかで捨てきれず、二次元との狭間で揺れ動くオタク男子の心理を的確に描き、そして抉る。もうガチで凹みましたよ自分(笑)。

ゴールデンタイム 外伝 二次元くんスペシャル (電撃文庫 た 20-20)
4位:「RAIL WARS!-日本國有鉄道公安隊-」シリーズ(豊田巧/創芸社クリア文庫)

RAIL WARS!―日本國有鉄道公安隊 (創芸社クリア文庫)
ここまで正面切って鉄道を題材にしたラノベって今まで無かったよね?筆者「鉄道むすめ」の小説版くらいしか例を知らないです。キャラとかはベタに過ぎるものの、その道に造詣の深い作者さんだけに、設定がしっかりしていて、「わかってる」感に溢れているのがGood。キャラ名の元ネタのセレクトからして渋い(笑)。
加えて「国鉄が民営化されずに続いていたら」というif設定を見事に具現化した、バーニア600氏のイラストが素晴らしい!3巻の「横軽」という舞台、完全にバーニア氏の趣味だろ(笑)。鉄オタならイラストのために買っても損は無いんじゃないかなぁ。
5位:「サクラダリセット」シリーズ(河野裕/角川スニーカー文庫)

サクラダリセット CAT, GHOST and REVOLUTION SUNDAY (角川スニーカー文庫)
「バトルの無い超能力もの」という変わり種!?独特のゆったりとした時間が流れて行き、静かに優しい物語が紡がれる。謎に満ちた本編もさることながら、短編集の4巻がかなり味わい深かったかな。時系列がいささかややこしいのが難点かも。
割と僅差ながら、次点で「サムライブラッド」(HJ文庫)、「僕の学校の暗殺部」「ぜんぶ彼女に『視』られてる?」「武装中学生2045-夏-」(ファミ通文庫)、「ストライク・ザ・ブラッド」「神様のメモ帳」(電撃文庫)、「クーデレな彼女とキスがしたい」(一迅社文庫)、「中二病でも恋がしたい!」(KAエスマ文庫)といったあたり。
今年は特にファミ通文庫に当たりが多かった印象ですね。「葵-ヒカルが地球にいたころ…」や「マブラヴ オルタネイティブ トータル・イクリプス」も良かったし、今年始まった上掲3作は今後の展開が楽しみ。
一方で去年集めまくってたMF文庫Jがやや減ったかな。「なかいも」「緋弾のアリア」「機巧少女は傷つかない」など継続中のシリーズものばかりでした。そういえば「豚は飛んでもただの豚?」の続きマダー?(・∀・ )っ/凵 ⌒☆チンチン
そうそう、もはや古典と言われるのかもですが、「半分の月がのぼる空」をこの歳になって読んでみたら興味深いものがありました。やはりセカイ系的な時代性みたいなものがありますね。
さぁ、来年はどんな本との出会いがあるでしょう!?
去年の暮れからブクログで読書記録を付けてまして、それによると今年読んだ本は12/28現在149冊。内訳は9割5分くらいラノベなわけですが(笑)、その中から勝手にBEST5を選出!
1位:「ココロコネクト」シリーズ(庵田定夏/ファミ通文庫)

ココロコネクト ヒトランダム (ファミ通文庫)
今年読んだ中では文句なしの1位。表紙のイメージに反して結構重め、というか割と鬱展開なところがあるが、慣れるとこれがたまらない(笑)。基本は「ぶつかり合い、悩みつつも進んでいく青春もの」なので、あまり真っ当な青春を送ってこなかった自分には眩しかったり。そういう羨望の念も含めて、このドラマチックさは傑作として大いに推したいところ。萌えという点でもかなりポイント高いかと。稲葉んやべぇ!
eufoniusの主題歌含めアニメ版も良かったのに、例の炎上騒動で後味が非常に悪いのが唯一にして最大の欠点。作品のせいじゃないのに…。みんなでモリモリ読んで作者さんを励まそうず!
2位:「Another」(綾辻行人/角川文庫・角川スニーカー文庫)

Another(上) (角川スニーカー文庫)
作品単体のインパクトでは「ココロコ」に後れを取るものの、コミックス版、アニメ版、実写映画版、とメディアミックス展開全体でみると今年一番ハマった作品。主人公たちの設定年齢と自分が同い年(まさにこの年の中3だった)、という個人的な理由での愛着みたいなものもあるけどね(笑)。
前半のじわじわくる感、中盤からの異様な雰囲気の演出、ラストで明かされるどんでん返しの衝撃度。そしてヒロイン見崎鳴の人形と絡めたミステリアスさよ。ラノベじゃないのに原作の描写だけでも凄く萌えられる!よく似た展開の(むしろ原型?)「緋色の囁き」も読んだが、やはりグイグイと引き込まれるわー。
難点はただ一つ、角川のアニメの売り方。
3位:「ゴールデンタイム」シリーズ(竹宮ゆゆこ/電撃文庫)

ゴールデンタイム〈1〉春にしてブラックアウト (電撃文庫)
竹宮ゆゆこ作品初体験。「ドライ&ポップ」とでも言うべき独特のリズミカルな文体と、比喩のセンスに完全にやられました。思いの外「萌え」色も薄めなので、1巻目での「本文中にイラストページ無し」という暴挙(笑)は正解だったと思う。ついつい大学時代を思い出して、「あ~こういうのあるあるw わかるわ~」ってなっちゃう。そういう意味ではおっさん向け作品かと(笑)。
そして、本編以上にインパクトの大きかった「外伝 二次元くんスペシャル」。三次元への未練もどこかで捨てきれず、二次元との狭間で揺れ動くオタク男子の心理を的確に描き、そして抉る。もうガチで凹みましたよ自分(笑)。

ゴールデンタイム 外伝 二次元くんスペシャル (電撃文庫 た 20-20)
4位:「RAIL WARS!-日本國有鉄道公安隊-」シリーズ(豊田巧/創芸社クリア文庫)

RAIL WARS!―日本國有鉄道公安隊 (創芸社クリア文庫)
ここまで正面切って鉄道を題材にしたラノベって今まで無かったよね?筆者「鉄道むすめ」の小説版くらいしか例を知らないです。キャラとかはベタに過ぎるものの、その道に造詣の深い作者さんだけに、設定がしっかりしていて、「わかってる」感に溢れているのがGood。キャラ名の元ネタのセレクトからして渋い(笑)。
加えて「国鉄が民営化されずに続いていたら」というif設定を見事に具現化した、バーニア600氏のイラストが素晴らしい!3巻の「横軽」という舞台、完全にバーニア氏の趣味だろ(笑)。鉄オタならイラストのために買っても損は無いんじゃないかなぁ。
5位:「サクラダリセット」シリーズ(河野裕/角川スニーカー文庫)

サクラダリセット CAT, GHOST and REVOLUTION SUNDAY (角川スニーカー文庫)
「バトルの無い超能力もの」という変わり種!?独特のゆったりとした時間が流れて行き、静かに優しい物語が紡がれる。謎に満ちた本編もさることながら、短編集の4巻がかなり味わい深かったかな。時系列がいささかややこしいのが難点かも。
割と僅差ながら、次点で「サムライブラッド」(HJ文庫)、「僕の学校の暗殺部」「ぜんぶ彼女に『視』られてる?」「武装中学生2045-夏-」(ファミ通文庫)、「ストライク・ザ・ブラッド」「神様のメモ帳」(電撃文庫)、「クーデレな彼女とキスがしたい」(一迅社文庫)、「中二病でも恋がしたい!」(KAエスマ文庫)といったあたり。
今年は特にファミ通文庫に当たりが多かった印象ですね。「葵-ヒカルが地球にいたころ…」や「マブラヴ オルタネイティブ トータル・イクリプス」も良かったし、今年始まった上掲3作は今後の展開が楽しみ。
一方で去年集めまくってたMF文庫Jがやや減ったかな。「なかいも」「緋弾のアリア」「機巧少女は傷つかない」など継続中のシリーズものばかりでした。そういえば「豚は飛んでもただの豚?」の続きマダー?(・∀・ )っ/凵 ⌒☆チンチン
そうそう、もはや古典と言われるのかもですが、「半分の月がのぼる空」をこの歳になって読んでみたら興味深いものがありました。やはりセカイ系的な時代性みたいなものがありますね。
さぁ、来年はどんな本との出会いがあるでしょう!?
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Posted on 2012/12/28 Fri. 13:04 [edit]
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